日本の通販サイトで商品を購入するときは、荷物の受け取りと海外発送を行なってくれる海外転送サービスをよく利用していますが、今回は購入から海外発送までワンストップで代行してくれるBuyeeというサービスを利用してみました。
“Buyee”は 日本の通販商品・オークションの入札サポート・購入サポートを行うサービスです。ご希望の商品の購入をサポートし、お客様のもとまでお届けします。(海外にお住まいのお客様を主に対象としているサービスです。)
Buyee – 日本の通販・オークション商品を代理購入サポートするサービス
レジンでちょっとした自分用のアクセサリーなどを作るのが好きなので、こちらのレジン着色剤をずっと使ってみたいと思っていたのですが、レジン液やレジン着色剤などは一般的に消防法上「危険物」に分類されていることが多く、郵便局の航空危険物等品名検索のページでもレジン液は△になっています。
スペインでもレジン着色剤は買えますが、そのほとんどが公式サイトが存在しない謎の会社から販売されていて、色のバリエーションも限られています。そのこともあって日本の知っているメーカーのものが買いたかったのですが、飛行機に乗せていいのかどうかの判断が難しく、日本へ一時帰国時したときもレジンや着色剤は購入に踏み切れない状態でした。
ただ、Amazonの商品ページや楽天内のショップではなく公式サイトの通販ページに海外からアクセスすると、以下のようなBuyeeのポップアップが出てくるため、もしかしてBuyee経由ならそのあたりの問題がクリアになって海外発送できるのかも?と思い注文してみることにしました。

商品の購入自体はショップのカートではなく、Buyeeのカートに入れていく形で注文を進めます。今回は着色剤の他にレジン液やアクセサリーパーツなども併せて購入してみました。
その後、Buyeeを通じて代理購入してもらった商品が無事に倉庫に到着したので、あとはこちらに発送されるのを待つだけだなと思っていたんですが、後日「発送できません」との連絡が。内容を確認してみたところ、「担当部署が誤って購入してしまったと見受けられる」とのことで、本来なら海外発送できない商品は購入前にストップがかかるべきところが通ってしまったようでした。
というわけで、この時点で私の目的は達成できなくなってしまったんですが、この場合の選択肢として、
- 注文したすべての商品を日本国内の住所に送る
- 海外発送できないものはキャンセル(返金)し、残りを海外へ送る
- 海外発送できないものは日本国内の住所に送って、残りを海外へ送る
ということになったため、②を選択しました。
結果的に着色剤やレジン液以外の商品はスペインで受け取れたのですが、サービスとしてどうかと聞かれると色々と気になった点がありました…
まず、「発送できない」と連絡をもらったアイテムの一部が、なぜかBuyeeのマイページ上では発送可能な状態で残っていたことです。該当商品を代理購入されてしまったことについては、正直なところ商品の見た目からは発送不可の対象には見えないし仕方ないと思っていたのですが、マイページ上でそのアイテムが発送可能として表示されていたことでちょっと混乱しました。(注文情報の修正ミスとのことでした)
また、インボイスに書くべき品目が、なぜか実際の商品とはまったく別の「衣類」や「バイクパーツ」になっていて、しかもインボイスに記載される全ての情報はユーザーの責任になるとのことだったので、こちら側でひとつひとつ確認して修正しないといけないのもちょっと大変でした。(プルダウンで何百個とある選択肢の中から探し出して1つを選ぶような入力方式なので、かなり手間でした…)

今まで海外転送サービスを利用してきた中で、ここまで細かく自分でチェックや指示が必要なことってなかったので、今回購入から代行してもらっているのにお任せじゃないんだ…と正直思いました。
また、海外発送方法の選択肢として小形包装物が選べたのは便利だったんですが、実際に送られてきたのは普通のクラフト封筒でした。いや、さすがにちょっとこれは心配になるやつじゃないですか…?

幸いにもそこまで繊細な商品はなかったので中身は無事でしたが、外装が破れたり潰れたりするリスクが高い海外発送で、普通の茶封筒に商品を直入れはかなり攻めてるなと思いました。(せめてプチプチで包むとかしてほしかった…)
今回Buyeeのサービスを利用してみて、私の場合は購入から代行を依頼するメリットは特に感じられませんでした。特に初めて日本から海外に発送を依頼するような場合だと、「あれ、これって自分で判断しなきゃいけないの?」って戸惑う場面も出てくると思います。
ただ、Buyeeではいくつかプランが選べるようになっていて、注文した商品の色・サイズ・個数の確認や、商品が紛失や破損した場合の補償をBuyeeがしてくれるオプションを有料でつけることができるので、絶対に商品に漏れがない状態で発送してもらいたい場合や、荷物にトラブルがあったときの対応を日本語で行いたい場合は、購入代行からの海外発送サービスを利用するのもありかなと思いました。