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スペインでDELE B1を受験しました

スペインでDELE B1を受験しました スペイン語学習
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2024年の10月にスペインでDELEスペイン語検定のB1を受験してきました。

去年の6月にEOI(公立の語学学校)でのB1クラスの最終試験を受けているので、その合格結果はスペイン国内での語学力の証明として使えるのですが、スペイン国外でも使える資格を持っておきたいと思い受験することにしました。

DELEについて

スペイン語の検定試験は、【スペイン語技能検定】と【DELEスペイン語検定】の2つが有名だと思いますが、ざっくり大きく分けると以下のような違いがあります。

スペイン語技能検定

・公益財団法人日本スペイン協会が実施(文部科学省後援)
・日本全国で受験可能
・日本語で出題される

DELEスペイン語検定(Diploma de Español como Lengua Extranjera)

・スペイン教育・職業訓練省の委託を受けて、スペインの公的文化機関であるインスティトゥト・セルバンテス(Instituto Cervantes)が実施
・全世界で受験可能
・スペイン語で出題される

DELEではCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいて、A1(入門)~ C2(最上級)にレベルが分かれていて、今回私が受験したB1は中級に該当します。(参照:DELEスペイン語検定について. セルバンテス文化センター東京.

資格試験を受ける時の緊張感が好きというのもあるのですが、やっぱりある程度の目標があったほうが学習のモチベーションが維持しやすいので、最終的にはDELE B2まで取りたいなというのが目標です。

…と書いていますが、実際のところスペインでDELEを受験するメリットはあんまりない気がします。

というのは、まず、受験料が日本で受けるよりもかなり割高です。スペインの公的機関が実施している試験をスペインで受験するので日本よりも安いだろうと思っていたのですが、B1の場合、日本では15,000円、スペインでは170ユーロ(約27,000円)(!)かかります。

また、合否結果が出るのがかなり遅い(受験後2~3ヶ月かかる)ので、例えばワーホリや学生ビザでスペインに来て、帰る直前にDELEを受験してその結果を日本での就活に役立てるようなスケジュールはちょっと組みにくいように思います。

受験の流れ

スペインでDELEを受験する場合、Instituto Cervantesの公式サイトから申し込みができます。

一般的な資格試験の場合だと、試験日の約2~3ヶ月前から申し込みができることが多いと思うのですが、DELEの場合は前年の11~12月頃に翌年の試験日のスケジュールと試験会場の情報が一気に発表されます。

私が今回DELE B1を受験したのは2024年10月の試験ですが、申し込みは2024年2月に行いました。申し込みの締め切りは受験日の1カ月くらい前に設定されていますが、2月の時点で一部の試験日はすでに定員いっぱいで受付終了になっていた試験会場もあったため、受験したい場合はかなり早めに申し込みをした方がいいと思いました。

試験当日

DELEの試験は大きく4つ(読解、聞き取り、文章表現、口頭試験)に分かれていて、口頭試験とそれ以外の試験で受験日と会場(建物)が異なっていました。

今回、申し込みの際に試験会場として選んだのはUniversitat de Barcelona(バルセロナ大学)です。大学の建物内に入ってみたくてここに決めたのですが、最初の口頭試験はメインの建物(?)ではなく、そこから少し離れたランゲージセンターのような場所で行ないました。(バルセロナ大学にもスペイン語などが学べる語学コースがあるので、その建物だったのかなと思います)

口頭試験の会場
口頭試験の会場

口頭試験については、試験を受ける直前に準備時間が貰えること以外は、EOIで受けたB1の試験と内容が似ていました。(特定のトピックについて自分の意見を言う、写真の内容を説明するという流れ)

別日の筆記試験はこことは別の会場での受験で、想像していたよりも受験者がたくさんいた印象です。筆記試験では、マークシートで解答する問題は鉛筆(※シャープペンは不可)、文章表現(作文)は青ボールペンを使用するというルールがあり、ボールペン使用時は修正液や修正テープは使用してはいけないという決まりになっていました。鉛筆の種類も「lápiz del número 2」(HBの濃さの鉛筆)を持ってくるようにとの指定がありました。

試験結果

10月15日と18日に受験後、12月5日に試験結果がメールで届きました。

メールには点数が記載されたCertificado(成績証明書)とDiploma(認定証)のPDFファイルが添付されていて、今回無事B1に合格することができました!

というわけで、実際に私が取れた点数はこちらです。

DELE B1の結果

おわかりでしょうか……

聞き取り(Comprensión auditiva)がありえないほど極端に低いです…これでよく受かったなと言えるレベルの低さです…

聞き取りと口頭試験で各25点の配点中、最低でも合計30点を取らないといけないのですが、そのほとんどを口頭試験の点数でカバーしていて30点ぴったりで通過しました。

実際のところ、聞き取りの試験中は何言ってるのか全然わかんないと思いながら回答していたので、点数が低いのは仕方ないとしても、口頭試験でほぼ満点に近い点数が取れていることについては謎すぎて、どういう基準でこうなった???というのが正直な感想です。

語学学校の最終試験から4カ月後に受験したとはいえ、その間に会話能力が上がるようなことは何もしてなくて、学校でもこんな評価は貰ったことがなかったので、もしかしたらDELEの評価基準は学校より甘めだったのかもしれないです…??


今回の試験対策については、こちらの問題集1冊だけを買ってひととおり解きました。模擬試験が数回分入っているのですが、他のDELE対策本と比べて値段が安く、扱うトピックごとに覚えておくべき単語も簡単にまとめられていて使いやすかったです。

聞き取りに関しては、この本を解いたときは少なくとも半分は取れてたんですけど…試験日当日は本当に全然聞き取れませんでした😇

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