私は家ではコーヒーよりもお茶派です。ひとつのお茶を飲み続けるのではなく、紅茶、ルイボスティーなど淹れるときの気分で毎回ローテーションしています。
カフェ文化が強い国という印象があるせいか、スペイン=お茶のイメージってあまりないんじゃないかなと思うのですが、探してみると意外といろいろあります。というわけで今回は、スペインで手に入るお茶の種類や実際の入手のしやすさについて、完全に私の主観でまとめてみました。
今はオンラインで大抵のものは買えますが、店頭ですぐ手に入るかどうかはお茶派としては地味に重要だったりするので、そんな視点も含めてスペインでのお茶事情をちょっと掘ってみます。
お茶の種類 | スペイン語名 | 手に入れやすさ |
ハーブティー(色々) | Infusiónes | ★★★★★ |
紅茶 | Té negro | ★★★★★ |
緑茶 | Té verde | ★★★★☆ |
プーアル茶 | Té rojo (Pu-erh) | ★★★★☆ |
抹茶(粉) | Té matcha | ★★★☆☆ |
ルイボスティー | Rooibos | ★★★☆☆ |
ウーロン茶 | Té oolong/Té azul | ★★☆☆☆ |
麦茶 | Té de cebada | ★☆☆☆☆ |
ほうじ茶 | Té verde (japonés) hojicha | ★☆☆☆☆ |
玄米茶 | Té verde (japonés) genmaicha | ★☆☆☆☆ |

★5 手に入れやすい(ハーブティ全般、紅茶)
実はスペインのハーブティーは種類がかなり豊富で、どのスーパーに行っても確実に何らかのハーブティーが何種類か置いてあります。私自身はあまり飲まないのですが、どのスーパーにも必ず置いてあるのは「manzanilla」というカモミールティーです。その他、消化に良い組み合わせや、睡眠に良いとされている組み合わせなど様々な種類があります。
紅茶も同じくどのスーパーでも買えますが、ハーブティーほどの選択肢はなく、よく見かけるブランドはPG Tipsと日本でもお馴染みのTWININGS(どちらもイギリスのメーカーのもの)です。
★4 普通に手に入る(緑茶、プーアル茶)
緑茶とプーアル茶も比較的買いやすいですが、小規模のスーパーだと置かれていないことがあります。緑茶についてはレモンやミントとブレンドされていたりなど、ハーブティー化(?)されている商品も多くあります。
★3 少し探せば手に入る(抹茶、ルイボスティー)
抹茶の粉はメルカドーナやカルフールといった大手スーパーだと、プライベートブランドで発売されています。街なかのカフェでも抹茶ラテを提供しているお店は意外と多いです。
ルイボスティーについてはスパイスなどがブレンドされている商品は結構あるのですが、何も加えられていない普通のルイボスティーは少し見つけにくい印象です。
★2 ちょっと見つけにくい(ウーロン茶)
ウーロン茶はスペインのスーパーにはほぼ置かれていないです。アジア系スーパーでは購入することができますが、日本で馴染みのある濃い茶色のウーロン茶ではなくて、色は少し緑茶に近いタイプのウーロン茶です。
★1 なかなか見つからない(麦茶、ほうじ茶、玄米茶)
麦茶・ほうじ茶・玄米茶はスペインのスーパーには置いてありません。アジア系スーパーでも見つけにくい商品なので、お店で探すよりもアマゾンやアジア系商品に特化しているネットショップを利用したほうが手っ取り早いですがかなり割高です。
幅広い種類のお茶が買いやすいお店
Tea Shop
スペインにはTea Shopというお茶専門のチェーン店があります。茶葉が保存できる缶やマグカップやポットなど可愛い茶器なども販売されていてお土産にもおすすめです。ティーバッグの商品はなく、茶葉をグラム単位で買うことができます。
Bio(有機栽培)のお店
有機栽培の食品を取り扱っているお店では「Artemis」というブランドのお茶が多く置いてあることがあります。1箱2~3ユーロ台で買えるので比較的リーズナブルなのと種類が多いこともあって、私はウーロン茶とルイボスティーは近所のBioのお店で購入しています。

なんだかんだで結局ネットで探せばいろいろ見つかるのですが、やっぱり日本独特のお茶は値段がけっこう高いので、夏に重宝する麦茶などは日本から持って来るのがおすすめです。