海外に住んでいる日本人でも、日本の選挙に投票できる制度（在外選挙制度）があるのですが、数カ月前に在バルセロナ日本国総領事館でパスポートを更新したついでに、在外選挙人名簿登録の申請も行なってきました。
在外選挙制度とは…
海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。
外務省: 在外選挙とは (mofa.go.jp)
実は、日本の役所の窓口で転出届を出したときに一緒に申請することができたらしいのですが、そんなことは当時まったく頭になく…
というわけで、スペインに来てからでも手続きができるということなので、まずは在バルセロナ日本国総領事館に登録申請書を提出しました。
なお、在外選挙人名簿登録をするためには、事前に転出届＆在留届を提出していないと登録することはできません。
登録申請書は外務省のページからダウンロードできるようになっていますが、私は総領事館で申請書をもらってその場で記入・提出しました。
在外選挙人名簿登録申請の全体の流れや、必要な情報はこちらに記載されています。
ちなみに在バルセロナ日本国総領事館は、ディアゴナル通りのショッピングモールの向かい側のビルにあります。
今のところ（2023年4月現在）、窓口対応には電話での事前予約が必要になっています。
建物に入ったら左側に受付があるので、そこで身分証の提示をして入館用のカードを受け取り、ゲートを通ってエレベーターで2階（という名の3階）まで行きます。
総領事館の中に入ると、空港での保安検査場のように、手荷物の検査とセキュリティゲートを通過する必要があります。無事に通過できたら、対応してくれる日本の職員の方とはガラス越しでのやりとりになります。
基本的には必要事項を書いた申請書を提出してパスポートを見せればOKなのですが、その際、日本での最終住所地を管轄している役場の住所を一覧から探し出して、その場でもらった封筒（だったような気がする）に自分であて先を書くということも必要でした。
おそらく、申請書類はその他いろんな郵送物とまとめて総領事館から日本（外務省か総務省？）に郵送→直前まで住んでいた市町村の役所に転送→事務処理（？）→日本から総領事館に選挙人証を郵送→私の手元に来る、みたいな流れになるっぽかったです。
その後は、登録が完了して在外選挙人証が総領事館に届いた旨の連絡があったので、再度総領事館に行って在外選挙人証を受け取ってきました。
在外選挙人証は普通のちょっと分厚い紙でできていて、折り目で三つ折りにすることができます。
申請から選挙人証の交付までは2～3カ月かかると上記サイトでは案内されていますが、実際私の場合は受け取るまでに約4カ月（！）かかったので、余裕をもって登録したほうが良さそうです…
実際に選挙で投票する際の選挙区は、日本を出る直前までに住民票を置いていたところになります。
投票は大使館や総領事館に行くか郵便だそうなのですが、もらった手引きや外務省のページを見ると、郵便でのやり方はなんだかすごい煩雑そう（まずは前もって自分で投票用紙を請求する必要がある）ので、多分郵便ではやらないと思いますね…（早くインターネット投票来てほしい…）
