【交通系ICカード】T-mobilitatを入手しました

【交通系ICカード】T-mobilitatについて 日常生活
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バルセロナで電車やバスに乗る際には、T-casualという10回分の回数券の使い勝手がいいので、このような紙のチケットを買っていました。

日本のように乗車券1枚で1回乗れるのではなく、この1枚で10回分利用することができます。利用履歴はチケットの裏側に印字されていく仕組みです。

T-casualの回数券
日本の乗車券と同じか、それよりちょっと薄い感じ

乗車するときは毎回このチケットを改札に通すのですが、普通にちょっと分厚い紙という感じなので耐久性があまり良くありません。(乗車券の取り扱いが適当な夫は、回数がまだ残っている状態にもかかわらず何度か途中で使えなくなったことがあります…)

そこで、T-mobilitatという、紙のチケットと同様の回数券がチャージ可能な、プラスチックの交通系ICカードを入手しました。

T-mobilitatカード
サイズ感はSuicaやクレカと同じ

写真の左下にモザイクが入っているところには個人名が印字されています。ちなみにモバイルSuicaのように、物理的なカードではなくスマホでタッチする形式も選択できます。

ただし、券売機で気軽に買えるものではなく、氏名や住所など事前に個人情報の登録が必要なため、入手方法としては関西のPiTaPaに近い?かもしれません。

T-mobilitatを購入する際は、まず、バルセロナ交通局のサイトからJoTMBéに登録し、その後T-mobilitatのアカウントを作って、JoTMBéのアカウントと紐づけする必要があります。(英語のページもあるので登録自体は難しくないのですが、正直この時点でちょっとめんどくさい…)

T-mobilitatのアカウントの作成にはNIE(外国人身分証明番号)もしくはパスポートの画像の添付が必要で、登録が完了するまでに1日程度待つ必要がありました。

登録完了後にT-mobilitatのアカウントにログインすると、カードを申し込みできる画面が出てくるので、そこから手続きをすると数日後にカードが自宅に郵送されてきました。(ちなみに、配達日前日に郵便局(Correos)から配達予定のメールが送られてきて、手渡しでの受け取りが必要でした)

送付されてきたT-mobilitat
クレカみたいな感じで発送されてきます

なお、カードの発行手数料は4.5ユーロで(この手数料はこの間口座を開設したN26銀行のバーチャルカードで支払ってみました)、5年の動作保証が付いていると書かれていました。

カード到着後は、NFC対応スマートフォンからのスマホアプリ(TMB App)、もしくは駅の券売機を使ってカードをアクティブにする必要があるのですが、私のスマホではカードを読み込もうとしてもなぜか認識できず…そのため、最寄り駅の券売機でカードを読み込ませてアクティブにしました。

認識しなかったのは日本のスマホだから?とも思ったのですが(日本は独自のNFCの規格を採用してるとかなんとか?)、券売機でのアクティブ後は、特に問題なく普通にスマホからカードを読み込むことができて、アプリ上から残回数などの確認ができました。

アプリでの読み取り画面
アプリのこの画面からカードを読み込み

残回数はカードを改札にタッチしたときにも表示されるので、アプリは必須ではないですが、カードへのチャージはアプリ経由か駅の券売機からしかできないことになっています。(Webからはできません)

駅の改札
改札の液晶部分(タッチするところの少し上)に残回数が出ます

ちなみに乗車回数が残っている状態でチャージしたらどうなるんだろうと思っていましたが、残り回数1回の状態でアプリからチャージをしてみたところ、チャージ後も回数の表示は変わりませんでした。

ただ、Additional rechargeのところが1になっていたので無事チャージされているみたいです。(1+10=残り11回って表示されると思っていたので、一瞬焦りました…)

T-mobilitatの残り回数(増えた)
チャージ後の画面

ちなみにここからさらにもう一回チャージしようとすると、これ以上はチャージできませんという表示が出ました。

Suicaと比べると、改札での反応速度がちょっと遅いのですが(改札でも読み取りやすいような工夫(角度をつけてあるとか)も特にないです)、物理的なカードにスマホからチャージできる点は便利だなと思いました。

ただ、カードを入手するまでの登録手続きがめんどくさいからか、今のところ紙のチケットを使ってる人のほうが多いので、SuicaやPASMOくらいにカードが普及するにはもう少し時間がかかりそうな気がします。

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