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ビザの申請に必要なもの

ビザの申請に必要なもの 引っ越し前の準備
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今回スペインに移住するにあたって、夫(就労ビザ所有)の配偶者ということで私はビザを申請することになります。

私の場合は夫がアイルランド人(EU市民)のため、結婚証明書とかが必要なのでは?と思い、在京スペイン大使館へ問い合わせてみたところ、アイルランド発行の結婚証明書があればよく、事前にビザの取得は不要で、現地に到着してから申請が必要とのことでした。

2005年5月末のEU最高裁の判決により、EU国民の家族(配偶者及び未成年の子供のみ)はスペインの居住許可を申請する前に、事前に居住査証を取得する必要がなくなりました。したがって、もともと入国査証が不要な国籍の方は、無査証で入国し、入国日から30日以内に居住地の警察(Comisaría de Extranjería)に出頭の上、居住許可(Permiso de Residencia)を申請することになりました。その際に現地の警察で結婚証明書 (Certificado de la inscripción del matrimonio) が必要になります。

在京スペイン大使館(受信したメールより)

しかし、ここで一つ問題が。

私たちの場合、アイルランドから結婚証明書を発行してもらうことができないのです。というのも、私たちは日本で結婚したので、婚姻届を日本の役所に提出し、私の戸籍上は夫の国籍と名前が配偶者として登録されています。

その時に、アイルランドでの婚姻手続きはどうするのかと夫が大使館に問い合わせたのですが、特に何もしなくていいとの返答でした。

結婚後はそのまま日本で暮らしていたのですが、アイルランドの場合は日本で結婚したからといって、それをアイルランドに報告する必要がありません。つまり、今のところ夫が結婚したことをアイルランドは把握しておらず、アイルランドに戻れば夫は独身扱いということになるようです…(???)

というわけで、現状だとアイルランド側からは私が妻であることの証明ができないので、まず、夫から在スペインのアイルランド大使館に問い合わせをして、「アイルランド国民がアイルランド国外で結婚した場合は、婚姻の登録がないですよ」というレター(NO central register for foreign marriages in Ireland)をスペイン語で発行してもらい、PDFで受領しました。(ちなみにアイルランド大使館へのこういう問い合わせはよくあるらしいです)

そして、結婚の証明は日本側からでしかできないということになるため、私のほうで戸籍謄本を取り寄せたあとは、アポスティーユの取得です。

アポスティーユとは…

公印確認,アポスティーユは,どちらも日本の官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。外国での各種手続き(婚姻・離婚・出生,査証取得,会社設立,不動産購入など)のために日本の公文書を提出する必要が生じ,その提出先機関から,外務省の証明を取得するよう求められた場合,また日本にある提出先国の大使館・(総)領事館の領事による認証(=領事認証)取得に際して要求された場合に必要になります。よって,外国の提出機関あるいは駐日大使館・(総)領事館が求めている場合のみ申請をして頂くことになります。

外務省

「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明のことです。提出先国はハーグ条約締約国のみです。アポスティーユを取得すると日本にある大使館・(総)領事館の領事認証があるものと同等のものとして,提出先国で使用することができます。

外務省

正直なところどういう効力があるのかよくわからないのですが、該当する書類について、国外向けに政府のお墨付きをもらうという感じでしょうか。

スペイン大使館からの案内の中に、「空港などで求められることもありますので、渡航の際に続柄を証明できる書類(日本外務省の認証が付いている戸籍謄本(Libro de Familiaなど)を持参して下さい」との記載があり、ビザ申請をサポートしてくれる夫の会社からも、婚姻が証明できるアポスティーユつきの書類を準備してほしいと指示があったため、外務省にアポスティーユの申請をしました。

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郵送で申請する場合は、郵便局でレターパックを2通購入し、1通の中に折りたたんだレターパック、戸籍謄本、アポスティーユ申請書(外務省のページからダウンロードして印刷・記入)を入れて送付するだけでOKです。

送付してから1週間ほどでアポスティーユ付きの書類が返送されてきました。

書類に直接スタンプでも押してあるのかなーと思っていたら…

ホ、ホチキス止め…!?(確かに説明には「付箋による外務省の証明」って書いてあったけども)

戸籍謄本の上に、アポスティーユの紙(A5サイズぐらいのわら半紙のようなもの)がホチキス止めされていて、割り印が押してある状態です。

アイルランド側は原本無しのPDFで、日本側は戸籍謄本にホチキス止めの証明が必要というこの差はなんなのか…とふと思ってしまいました。重要度が違うのかもしれないですが、戸籍謄本もPDFでささっと受領できて、アポスティーユもWebから申請できるような仕組みになったらいいのにと思いました。

というわけで意外とあっさりでしたが、ビザに関してはこれで事前準備完了です。

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