ハロウィンのあたりから近所のスーパーでお菓子の量り売り(1キロあたり5ユーロ)をしていたので、普段あまり見慣れないお菓子を買ってみました。
最初はハロウィンのばらまき用のお菓子かなと思っていましたが、ハロウィンを過ぎても売られていて、それぞれのお菓子の詳細を調べてみたところ、どうやらスペインにはいろんな焼き菓子があってクリスマスシーズンによく食べられているらしいということを知りました。
せっかくの機会なのでざっくりではありますが、スペインの焼き菓子食べ比べレポをしたいと思います。
Polvorón(ポルボロン)


まずはこちらのポルボロン。ポルボロンってなんかどっかで聞いたことあるしこんなお菓子前にも食べたことあるような…と思ったら、そういえば以前、職場近くの成城石井でよく買ってました! ポルボローネ!
ポルボローネはパッケージに「スペインのお菓子」という記載があったので、ポルボローネの元祖がこのポルボロンではないかと思われます。
成城石井のものは一口サイズでパクパク食べていたのですが、こちらは分厚いクッキーという感じなので1個で十分なサイズでした。上部分が粉砂糖で軽くコーティングされていて、食べるとほろほろとした口当たりです。
Mantecado(マンテカド)


見た目は砂糖のコーティングがないポルボロンという感じです。
口当たりもポルボロンと同様ですが、生地もしっとり感が強いです。日本語だったら「生ポルボロン」と呼ばれても不思議じゃないかもしれない。(個人的な感想)
今回購入した中では、Mantecado de Limón(レモン味)の他に、Mantecado de Coco(ココナッツ味)がありました。
Rosco de vino(ロスコス・デ・ヴィーノ)


こちらはドーナツの形をしているのが特徴的です。
名前にvino(ワイン)が含まれているとおり、生地に一定量のワインが入っているらしいのですが、食べたときにアルコール臭などはまったく感じませんでした。(ワインの味がするのかどうかも私の味覚ではよくわからず…)
ポルボロンよりサックリしているように感じましたが、こちらはかなりたっぷりめの粉砂糖で全体が覆われています。
Alfajor(アルファホール)


こちらも表面は粉砂糖で覆われています。
たわら型で、マンテカドよりさらにしっとり&かなり甘いのですが、黒糖入りちんすこうくらい生地の色が暗いです。(なんでだろう…生地にはちみつが使われているから…?)
ちなみに「Alfajor」で画像検索すると、全然違う形状の写真(チョコレートを平たいクッキーで挟んであるもの)のほうがたくさん出てくるのですが、そちらは中南米でよく食べられているほうのAlfajorらしいです。
Cortadilllo(コルタディーリョ)


こちらも他のお菓子と同じく表面に粉砂糖がかかっていますが、cabello de ángel(天使の髪)が生地の間に挟まっています。
天使の髪とは一体…と思って調べてみたところ、クロダネカボチャという繊維質のカボチャ(そうめんカボチャみたいな?)で作ったジャムとのことなのですが、ジャム自体にカボチャ感やフルーティさはなく、すごくもったりしていて甘いので、食べたときの感じはジャムというよりはこしあんみたいな感覚でした。
まとめ
5種類を食べ比べてみた感じ、ものすごく大きな差はないので、基本的な材料は近いのかなという気がしました。あと写真を見返してみると、粉砂糖の使用率がとても高いですね…
どれもずっしりしていて甘いので、おやつで食べる分には1個で十分だと思いますが、個人的にはこの中ではMantecadoが一番おいしかったです。カントリーマアムなどのしっとり系クッキーが好きな人はきっと気に入ると思います!