こちらに来てから特に使う予定もなかったためスペインの電話番号を持っていなかったのですが、そろそろ銀行口座なども開設したいので持ったほうがいいかなと思い、スペインでSIMカードを購入しました。
まずはスペインのスマホの会社や料金プランなどを調べましたが、Movistar、Orange、Vodafone、Yoigoあたりが携帯キャリアとして有名なようです。(Vodafoneは昔日本にもありましたね)
元々SIMフリーのスマホを利用しており、普段からほぼ電話をかけない生活を送っていることから、維持コストが低いプリペイド式(4週間ごとに料金を事前にチャージする方式)のSIMカードを買うことに決め、Westfield Glòriesというショッピングモール内にあるMovistarの店舗に行ってきました。
ところが、店舗で接客の順番待ちをしていたところ、プリペイドのSIMカードはここには置いてないという会話を別のお客さんとスタッフがしていため、買うのを断念。
偶然にもMovistarの隣の店舗がOrangeだったため、そこで英語が話せる店員さんとやりとりをしたのですが、そこでも「この場でプリペイドSIMは買えない」と言われてしまいました。
プリペイドのプランがあることは各社サイトで確認していたので、店頭で買えない理由がよくわからずもやもやしたのですが、Vodafoneの店舗もこのショッピングモール内にあったためそちらにも行ってみたところ、先のやり取りが嘘のようにすんなりと購入できました。(ちなみにVodafoneにも英語を話せる店員さんがいました)
一番安い10ユーロのプランにしたいことを店員さんに伝えて、パスポートを提示し、その場で20ユーロを支払いました。この20ユーロには最初の4週間分の料金が含まれています。(残りの10ユーロはなんだったんだろう…SIMカード代?手数料?)
今回私が申し込んだPrepago Sというプランには、ネット25GB、国内&国際(アメリカ、ヨーロッパのみ)通話300分(通話はVodafoneのプリペイド同士であれば制限なし)が含まれているので、プライベートで普段使いするには十分だと思います。
また、スペインではWhatsAppというアプリ(日本のLINEのようなもの)が広く使われていて、LINEと同様にネット回線を使って通話もできるので、料金プランに通話時間がどれだけ含まれているかはそれほど気にしなくていいような気がしました。
ちなみに「prepago」はスペイン語で「プリペイド式」という意味の単語ということを今回覚えました!
なお、SIMカードはネットで注文することも可能で、自宅まで無料で配送してくれるらしいのですが、Vodafoneの注文ページでは連絡先となるスペインの電話番号の入力が必要だったので(日本の電話番号は入力不可でした)、誰かの携帯番号を使わせてもらったり、もしくはすでにスペインの携帯番号を所有していないと難しそうでした…
購入したSIMカードは帰宅後に自分のスマホに入れて、SIMカードがついていたプラスチックの裏に記載されているPINコードを入力すればすぐに使えるようになりました。ただ、スマホの電源を切って再起動すると毎回このPINの入力が必要になってしまうようなので、PINコードは暗記しておいたほうがいいかもしれません。
今後は4週間ごとにチャージする必要があるのですが、ネットで完結できるということなので、自分のスマホに「mi Vodafone」というスペインのVodafone公式アプリをインストールしました。
このアプリですが、私が元々メインで使用しているGoogleアカウントからはインストールができない状態だったため、スペイン(のインターネットに接続している状態)で新規作成したGoogleアカウントに切り替えてインストールをしました。(詳しくは「海外アプリ インストール」などで検索すると、より詳しく解説しているサイトが見つかると思います)
購入時に提示したパスポート番号を入れて会員登録し、ログインすると、いつチャージの期限が切れるのかなどの確認ができ、チャージもこのアプリ上から行なうことが可能です。ただしスペイン語表記のみなので、画面のスクリーンショットを撮って、それをGoogleレンズで翻訳してなんとか理解しています。
4週間ごとに毎回チャージするのは正直ちょっと面倒だなと思っていたのですが、期限が近付いたら自動でチャージするようにアプリから設定することができました。
なお、支払いの設定にはスペインの銀行口座のバーチャルカードを利用しました。SIMカードを購入した同日に銀行口座も開設したので、そちらについてはこちらの記事に詳しく書いています。