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日本の運転免許証をスペインの免許証に交換しました

日本の運転免許証をスペインの免許証に交換しました 日常生活
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スペインに渡航する前に日本の運転免許証の手続きを色々としてきましたが、最近こちらでも車があったらなーと思うことが増えてきました。まだ車を運転する機会はありませんが、そろそろこちらの免許証を持っておこうと思いようやく交換の手続きをしてきました。

ただ、交換するにあたってスムーズにいかなかった点がいくつかありました…

渡航前に前倒しで日本で運転免許証の更新&国際免許を取ったときの話はこちらの記事に書いています。

運転免許証の詳しい交換の手順は、DGT(Dirección General de Tráfico(スペインの交通総局))のページ在バルセロナ日本国総領事館のページに書いてありますが、ざっくりとした手順としては以下の流れでした。

運転免許抜粋証明を入手する

まず、運転免許抜粋証明の入手方法ですが、在バルセロナ日本総領事館にメールで申請をします。総領事館のサイトの説明に沿って、必要な書類や写真をメールに添付して送りました。

申請が受理されたら、運転免許抜粋証明を受け取るために総領事館に電話をして来館の予約をします。

来館時には申請メールに添付した証明書発給申請書も持参するように、と返信されたメールには書いてありましたが、来館予約時に電話で確認したところ、PDF上でデータ入力した申請書を送っていたため持参しなくてOKとのことでした。

総領事館では発行費用の15ユーロを支払い(現金のみ)、証明書を受け取ることができました。

運転免許抜粋証明

私が運転できる範囲はカテゴリーBとC1と同等と書かれていますが、DGTのClases de permisos de conducirのページを確認すると、Bが一般的な自動車で、C1が小さいトラックのようです。

運転適性検査診断書を入手する

次に、居住している県にある運転適性検査センターで検査を受けて、適性検査診断書を入手します。運転適性検査センターはスペイン各地にありますが(DGTのCentros de Reconocimiento de Conductoresのページから確認できます)、総領事館から運転免許抜粋証明を受け取ったその足で、徒歩圏内のEl Corte Inglés地下1階にあるCMCに行ってきました。(事前の予約は不要でした)

検査は問診(眼鏡やコンタクトの有無の確認など)と視力検査、道路をはみ出ないようにするゲームのようなテストがありました。テストは左右別々の棒のようなコントローラーを持って、画面上にある物体を左右二本の道路からはみ出さないように操作するというものです。(はみ出るとピーっと音が鳴ります)

まさしくこんな感じでした。

動くスピードはそんなに速くないのでそれほど難しくはないのと、たまにちょっとだけはみ出るくらいであればあまり結果に影響はなさそうでした。テスト画面はかなりレトロゲームっぽくて、スタート画面に「1988」という表示があったので、多分35年前に開発されたテストなのかもしれないです…

ここでの問診やテストはすべて英語でやってもらえたのですごく助かりました。

無事にテストをクリア(?)して、検査時に撮影された写真つきの診断書を即日受け取ることができました。かかった費用は40ユーロでしたが、金額は検査センターによって差があるようです。

運転適性検査診断書

ちなみに、総領事館のサイトでは抜粋証明のコピーを検査センターに持参するよう勧めていたので、近くのコピー屋さん(copistería)で直前にとったコピーを受付で見せましたが、回収はされませんでした。ただ、受け取った適性検査診断書の免許種別(clase de permiso o licencia)の記載に誤りがあったので、すぐに修正したものを再発行してもらいました…(コピー見せたのに…)

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スペイン交通総局の予約をとる

交通総局の予約(cita)は早めに取っておこうと思い、総領事館に運転免許抜粋証明の申請後からチャレンジしてみましたが、タイミングが悪いのか全然取れない…!

様々な事務手続きで「citaが取れない」という話はスペインに来てから何度も見聞きしていましたが、私自身は今まで直接的にはそういった経験がなかったため、こういうことか…と初めて理解しました。

適性検査診断書の有効期限は90日(と検査センターの人が言っていた気がする)のため、実は検査センターの人からも「先に交通総局のcitaを取って、日付を確定させてから検査センターに来たほうが良い」とアドバイスをされていました。

citaを取ろうとすると、以下のように赤字で「時間を空けて再度お試しください」的な文章が出てきて次のページに進めないケースに何度も遭遇し、時間を変え日を変え何度もアクセスしてようやく取ることができました。

交通総局でcitaが取れないとき
Cita previa (dgt.gob.es)

citaを取る流れは、詳しく解説しているサイトがいくつかあるのでそちらを参考にしましたが、同様に以下の方法で予約をしました。

まず、DGTの予約ページCita previaから「Solicitud de cita previa」のボタンをクリック。

交通総局のcitaの画面
Cita previa (dgt.gob.es)

行きたいオフィスを選び、Trámites de oficinaを選択。(Continuarボタンを押した後に「El horario de atención~」の赤字が出てしまったら、日や時間を改めて再チャレンジ)

tramiteを選ぶ画面
Cita previa (dgt.gob.es)

「Área: Conductores」と書いてある項目を選んでContinuarのボタンをクリック。(「Conductores」が選択肢にないときは予約できないので再チャレンジ)

交通総局でのcitaの取り方
Cita previa (dgt.gob.es)

以下の画面まで進んだら、NIEと名前、メールアドレスを入力します。(名前は必須項目の「*」が付いてないので、空欄でも良かったかも)

交通総局での個人情報入力画面
Cita previa (dgt.gob.es)

ただし、ここまで来ても、必要事項を入力後に最初の赤字画面に戻されることが多々ありました…😇

無事に次の画面まで行けたら、希望の日程と時間を選んで順に進み、入力したメールアドレス宛にちゃんとPDFが届いていたら予約完了です。

私が予約を取ろうとしていたときは、Áreaの選択画面まで進むことができてもConductoresが選択肢に出てこないケースに何度か遭遇し、しばらく取れそうな気配がなかったので、最寄りのバルセロナではなくリェイダの交通総局の予約をとりました。

交通総局の場所は、カタルーニャ州の場合はバルセロナ、バルセロナ(サバデル)、タラゴナ、ジローナ、リェイダの5か所にあります。

必要書類を揃えて交通総局に行き申請する

当日はバルセロナのサンツ駅から高速鉄道を使って、リェイダの交通総局に行きました。

リェイダの交通総局

リェイダの交通総局では、受付の番号札を印刷してくれる人が入口付近にいたので、その人にNIEの番号を伝えると番号札を貰うことができました。

その後は番号を呼ばれたらカウンターで必要書類を見せて、途中までは順調に手続きが進んでいたのですが…

突然、「運転免許抜粋証明に記載されてる日付が、免許証に書かれているものと違っているから手続きできない」と言われて却下されました😇

総領事館から抜粋証明を受け取ったときに自分でも記載内容を確認したし、そもそも総領事館が発行してる書類の内容に誤りがあるなんてこと普通ある??(スペインじゃあるまいし…)と思いましたが、とにかく「運転免許抜粋証明が正しくないから無理」と言われ、突然手のひらを返したような塩対応になったこともあって心が折れたのでこの日は帰りました…

リェイダの交通総局を出てから内容を改めて確認しましたが、抜粋証明はちゃんと正しく書かれていて、どうやら免許証の上側に書かれている免許の更新日が、交付日(fecha de expedición(初めて免許が発行された日))だと職員の方に勘違いされてしまっていたようでした。

免許証の更新日と交付日の違い

確かにこの部分は「交付日」って書いてあるけど、初めて免許が交付された時の日付じゃなくて「更新日」なんです! 交付日はこの下の「他」って書いてあるところの日付なんです!!

ってその場で言えれば良かったんですけど、とっさのことで頭が回りませんでした… というか日本の運転免許証の内容をそちら側で見る必要ありました…?

というわけで、モヤモヤしながら片道2時間かけて自宅に戻り再度citaを取り直し、今度はバルセロナ(サバデル)の交通総局に行ってきました。

サバデルの交通総局

サバデルの交通総局では入口に入ると受付用の機械が置いてあるので、DNIと書かれているボタンを押してからNIEの番号を入力すると番号札が出てきます。

が、ここでも交換手続きをしてもらえませんでした😇 このときの理由は「citaの種類がcanje(交換)じゃないから」でした。

日本人はcanjeでもconductoresのcitaを取ることになってるんですけど…(DGTのページにもそのように案内があります)と伝えたのですが通じず、別の職員さんにも助けを求めてみたもののcita取り直しが必要と言われました…(なんで?? もしかしてサバデルでは交換手続きをやってなかった…?)

というわけでむしゃくしゃしながら自宅に戻り、気を取り直して3度目の正直、今度は本命のバルセロナのcitaを取りました。

こちらもサバデルと同じ受付用の機械が置いてあるので、NIEの番号を入力すると番号札が出てきます。

もしリェイダやサバデルと同じことを言われたらこうやって返答しようという想定問答を自分の中で決めていましたが、バルセロナの交通総局ではこれまでの手続きが嘘のようにめちゃめちゃスムーズに進んで仮の免許証を貰うことができました!!(すごく丁寧で優しい女性の職員さんに対応してもらえました)

仮の運転免許証

交通総局では交換費用として、その場で28.87ユーロの支払いが必要でした。(カード払いのみ)

結局、意図せず3つの交通総局を回る羽目になってしまったのですが、実はサバデルとバルセロナのcitaは偶然タイミングが良かったのか比較的すぐに取ることができたので、だったら最初からバルセロナにしておけば良かったと思いました…

正式なカードの免許証は後日郵送で届く予定です。また、日本の運転免許証は回収されたので、総領事館に返還される流れになっています。ただし「必ず返還される保証はない」と総領事館のページに書かれているのでちょっと不安はあります…

後日戻ってきたら追記で書きたいと思います。

追記:手続きから約2カ月後にスペインの免許証が届きました! (もしかして届かないんじゃないかと)毎日そわそわしていたので、やっと安心しました。次の免許更新は10年後(!)になっていたので、しばらくはこの免許証を使うことになりそうです。

郵送で到着したスペインの運転免許証

ちなみにカードの表に書いてある免許証の期限は10年後の日付が書いてあるのですが、カード裏を見ると、カテゴリーC1(小さいトラック)の有効期限は5年後の日付になっていました。普通乗用車以外を運転する予定はないので特に問題ないのですが、このままだとC1は5年後に切れるってことなんでしょうか…??

スペインの免許証が届いてから2週間後くらいに、在バルセロナ日本国総領事館からも日本の運転免許証が返還されたとの連絡があって、領事館まで受け取りに行ってきました。(良かったー)

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