スーパーでの食料品の価格をチラシでまとめてチェックしてみました（2023年11月時点）

たまに自宅のポストにLidl（リドル）というスーパーのチラシがポスティングされていることがあります。Lidlはドイツ系のディスカウントスーパーマーケットチェーンで、スペイン全土にお店があり、バルセロナ中心部だけでも20店舗以上あります。

Lidlでは色々な種類のものが豊富にあるというよりはざっくりした品揃えのような気がするのですが、その分お買い得な商品がよく見つかる印象です。

最近、立て続けにチラシがポスティングされていたので、現在のスペイン・バルセロナの物価の参考になるかなと思い、一般的な食料品の価格をまとめてみました。

なお、ディスカウントスーパーということに加えてチラシに掲載されている商品なので、スーパーでの標準的な価格と比べて安めの価格になっていると思います。参考として日本円での価格も記載しましたが、この記事を書いているときのレート（1ユーロ＝160円）で計算しました。

野菜・果物

すべて1キロあたりの値段で書いています。

じゃがいもとバナナ以外はすべてスペイン産と書かれていました。スペインのにんじんは日本のものと比べると細めです。りんごも日本より小ぶりサイズのものが一般的です。きゅうりは日本のものよりも2倍くらいの太さ＆長さがあります。

スペインもここ数年で物価がどんどん上がってきているそうなのですが、それでも野菜・果物類は今のところはまだ日本よりも買いやすい価格だと思います。

こちらも同様に1キロあたりの値段です。

スペインのスーパーには薄切り肉やこま切れ肉が置いてありません。おそらく肉野菜炒めなどの炒め物のレシピが一般的でないからだと思うのですが、一番薄いものでも厚さ1センチくらいです。（でもcarnicería（精肉店）に頼めばもっと薄切りにしてくれるところもあるんだとか…？）

魚はパックの切り身でも売っていますが、pescaderíaというスーパー内にある鮮魚コーナーや鮮魚店のほうが多くの種類の魚が並んでいます。そちらでは氷の上に生魚が並べられているので、その場で店員さんにお願いして下ろしてもらい、購入する方式です。

私はあまり自宅で魚を食べないので買う機会は少ないのですが、全体的に魚介類はちょっと高く感じています。ただ、上にも書いたムール貝は日本と比べるとかなりお買い得で、生の新鮮なものを購入することができます。

牛乳や卵などについてはチラシに載ってるのを見たことがないのですが（日本と違ってあんまり特売の対象にならない？）、せっかくなので一般的な食料品の価格も少し書いておこうと思います。

こちらは別のスーパー、Mercadona（メルカドーナ）の店頭で調べてきたもので、いろいろなブランドがあるものについては安い商品の価格を書いています。

食パンは日本の10枚切りくらいの厚さです。一斤サイズではなく、一本（焼き型のサイズ）で売られています。お水は比較しやすいように1.5Lの価格を調べましたが、もっと大きな5Lや8Lなどのボトルの商品もあり、そちらのほうが1リットル当たりの価格は安くなります。

ソフトドリンクは缶か1.5Lのペットボトルで売られているのが一般的で、その中間の500mlのペットボトルはあまり置いてありません（なんでだろう…）。ビールの価格はコーラとほぼ同じかそれよりもちょっと安いくらいです。

とりあえず2023年11月時点でのスペイン・バルセロナでの食料品の価格は大体こんな感じでした。

最近はずっと円安が続いているので、円に換算するとどんどん高くなっていっている印象になってしまうのですが、全体的なバランスで見ると、日本とあまり変わらないくらいかちょっと安いくらいなのかなという気がしました。