少し前にヨーロッパでは熱波のニュースがありましたが、私が今住んでいるアパートにはエアコンが設置されていません。どうやら他のヨーロッパの国と同様に、スペインでも個人宅ではエアコンの設置率は高くないようです。
スペインでは夏は窓を開けてやり過ごしているという話も聞いていたのですが、うちの猫たちは完全室内飼いなので、気軽に窓を開けっ放しにするわけにもいかず…
ちなみにバルセロナの最近の最高気温と最低気温はこのような感じですが、湿度が低いため息苦しい感じはないです。
入居時にアパートの管理会社と交渉したのですが、壁へのエアコンの設置はNGと言われてしまったため、床置きタイプのエアコンをアマゾンで購入しました。
購入したのはcomfee’というメーカーの製品です。価格は260ユーロくらいだったような?(うろ覚え)(ほぼ知らないメーカーばかりだったので、アマゾンでレビュー件数が多いものを選びました)
重さが25キロ(!)ほどあるため、持ち上げるのはかなり難しいです。底にキャスターがついているので、移動させるときはゴロゴロ押しています。
冷房モード、除湿モード、扇風機モードの3つのメニューがあり、エアコン本体にあるボタンからでも操作ができますが、風量はリモコンからのみ制御できる仕様です。風量は大と小の2種類しか選択肢がなく、大にすると同じ室内のテレビの音が聞こえなくなるくらいめちゃくちゃうるさいのと、うるさすぎて猫が怯えるので常に小にしています…
正直、あんまり冷えないのではと思っていましたが、風量小にしていても室内は28度台くらいまでならキープできるのと、冷房の風量が扇風機くらいあるため、時々直接体に当てるようにして涼んでいます。
ただ、床置きの不便な点として、付属の排気ダクトをエアコン背面につないで、熱気を窓の外に排出する必要があります。ダクトを窓枠にはめられるようにする、プラスチック製のフレームのようなものも付属でついていたのですが、うちの窓枠のサイズには合わなかったため、別途布製の取り付け枠のようなものを購入しました。
付属の両面テープがついたマジックテープを窓の四隅に貼り付けて、窓を開けた状態で取り付け枠をくっつけるとこのような感じになります。
エアコンの裏に繋いだタクトをファスナー部分に差し込んで、ファスナーを閉めれば設置完了です。
購入してから2カ月ほどはこの状態で利用していたのですが、最近はエアコンから水漏れ?しているのか、時々エアコンまわりの床が水で濡れるようになってきました…
エアコンの裏側に排水箇所がついていることは知っていたのですが(写真で矢印の部分)、除湿モードを使用するときのみチューブを差し込んで排水すると説明書に書いてあった気がするので、冷房使用時はまったく気にしていませんでした。
ただ、最近になって水漏れが頻繁に発生するようになってきたので、とりあえず上の排水口に付属のチューブを差し込んで、空いているごみ箱にチューブを入れて一晩過ごしてみたところ…
除湿器並みに水が溜まってました!
エアコン使用時の気温や湿度はほぼ変わっていませんが、日によって溜まる水の量は多かったり少なかったりしています。
まったく排水せずに使っていた最初の2カ月の水はいったいどこへいったのか不明なのですが…(エアコン内で蒸発した??)床置きタイプのエアコンを利用するときは排水が必須みたいです。