バルセロナから海沿いの電車で1時間半の場所にある街、タラゴナに行ってきました。
Renfeでタラゴナまで
Renfeというスペイン国鉄を利用して、Passeig de Gràcia(パッセージ・デ・グラシア)駅から乗車しました。
駅の券売機で時間指定をして切符を購入したのですが(片道8ユーロちょっと)、発券された切符にはどこにも出発時間や電車の行き先(終点)の記載などがなく、辛うじてどのプラットフォームに行けばいいのかはわかったものの、色々な行先の電車が来るので、どれに乗ったらいいのか情報が読み取れず焦りました…
しばらくして、案内板に書かれている番号と切符に印字されている番号が同じということをなんとか発見し、無事電車を見つけることができました。(すごくわかりにくい…!)
バルセロナからはSants(サンツ)駅からでも乗車できるようなのですが、Sants駅からは一気に乗客が増えてかなり車内が混んでいる状態になったので、座れるチャンスが高いのはSants駅より前に停車するPasseig de Gràcia駅のほうかなと思いました。(乗車時に座れない場合は、タラゴナまでずっと立つ可能性が高そうでした…)
タラゴナへ到着
乗車して約1時間半ほどでTarragona駅に到着しました。
お昼時だったので到着後はまずは腹ごしらえのため、駅を出て左側にある港を歩いて散策しつつ、海沿いのレストランでFideuá(フィデウア)というパスタのパエリアを食べました。(立地的に観光地価格だったけど、テラス席での雰囲気含めておいしかったです (๑‘ڡ‘๑)୨ )
お昼ご飯を食べた後はぶらぶらと適当に歩きつつホテルまで移動しましたが、タラゴナの街は徒歩で十分回れる大きさなので、バルセロナを朝に出発すれば日帰りでも十分楽しめると思います。
人間の塔
メインストリートらしきところにほぼ実物大の人間の塔の像があり、時折観光客と思われる人が一緒に写真を撮っていました。
人間の塔はタラゴナではCastell(カタルーニャ語で城の意味)と呼ばれており、実際に大きな大会も行われていて、ユネスコの無形文化遺産にも指定されています。今年は6/24から10/2まで関連イベントも開催されている様子でした。(タラゴナ観光局のサイトに詳しいスケジュールが載っています。)
2018年にはイッテQで宮川大輔さんも人間の塔に参加しに来ていたらしい?です。
タラゴナ観光
タラゴナには古代ローマ時代に築かれた建物が数多く残されているので、いくつかの遺跡や大聖堂に行ってきました。
まずはこちらのFòrum de la Colòniaへ。(日本語でなんて言うのか分からない…「植民地フォーラム」?)
住宅地の中にあって、高い塀などで囲まれているわけでもないので、近隣のアパートに住んでいる方はバルコニーから毎日古代ローマの遺跡を目にすると思われるのですが、どういう気分なんだろう…🤔 猫も遺跡の壁の上で寝転んでいました。
Fòrum de la Colòniaを観光後は、北東方向にあるCatedral de Tarragona(タラゴナ大聖堂)へ。
大聖堂の正面上部のアーチの部分、よく見るとツバメの巣が10個以上ついていました…(すごく良い環境なんだろうなあ) ちなみに、観光の際の入口はこの正面からではなく、少し左側(赤いパラソルの前)の扉から入るので、落下物の心配はありません。
大聖堂へ行く途中の小道にはこんな壁画がありました。すごくインスタ映えしそう。
聖堂内はというと、とても広々としていて、特にパイプオルガンはそれ自体もかなり大きいのですが、さらに両側に扉のような形で絵画がついていてすごい迫力でした。(扉?がついているパイプオルガンは初めて見ました)
順序に沿って聖堂内を進んでいき外に出ると、映画のロケ地と言われても不思議じゃないくらい素敵な中庭と回廊がありました。
彫刻などは大聖堂の内部にも数多く置いてあるのですが、さらに奥に進むと宗教的な美術品や宝飾品なども展示されているスペースがあるので、当初思っていたよりもかなり見どころが多かったです。
タラゴナ大聖堂を見た後は、おそらくタラゴナといえばここ!というくらい有名な観光地、Amfiteatre de Tarragona(タラゴナ円形闘技場)へ。
これは入場前に外から撮った写真なのですが、遺跡と海の青とのコントラストがすごくキレイでした!✨
入場料を支払って闘技場内にも入りましたが、中に入るよりも外からの全景を見たほうが素敵だと思ったので、外から眺めるだけでも十分楽しめると個人的には思いました。
闘技場の外にある大きなホテルの前の遊歩道を抜けると、地中海を一望できるエリアがあります。(Googleマップ上ではBalcó del Mediterrani(「地中海のバルコニー」?)という名前がついていました)
かなり広いスペースなので、周りが人だらけということもなく、こんな感じの景色が目の前に広がります。
タラゴナにある遺跡や建物は「タラゴナの遺跡群」としてユネスコの世界遺産に登録されている箇所がとても多く、今回観光に行ったところ以外にも、大きな見どころとしてAqüeducte de les Ferreres(ラス・ファレラス水道橋)という建築物もあるのですが、街の中心部から少し離れていたため今回は断念しました…せっかくなので行っておけばよかったなあとちょっと後悔しています。