AVE(スペインの高速鉄道)に乗って、バルセロナからジローナという街に日帰り旅行に行ってきました。
ジローナへは、バルセロナのサンツ駅からRenfe(スペイン国鉄)に乗っていくことができます。
チケットはRenfeのサイトからオンラインで購入することができますが、所要時間や列車の種類によって料金が異なります。
今回は、所要時間が最短のAVE(高速鉄道)で予約しようとしましたが、サイトの調子が悪くエラーメッセージが何度も出てきてしまったため、Renfeのサイトではなく、Omioというヨーロッパの交通機関のチケット予約サイトを利用しました。
Renfeのサイトでは言語を英語に切り替えて検索していたのですが、Omioは日本語に対応していたのでとてもスムーズにチケットを購入することができました。
購入後はすぐに座席番号やQRコード付きのPDFチケットがメールで届き、乗車時はスマホ画面でQRコードを係員さんに見せるだけでOKでした。
サンツ駅構内では、ホームに行く前にバッグなどの所持品をセキュリティチェックに通す必要がありますが、空港ほど厳しい雰囲気ではなく、電子機器もバッグに入れたままで大丈夫でした。
その後、地下の出発ホームに行ったところ、何号車がホームのどのあたりに止まるかという目印がまったくなく、自分の車両がどこに来るのか全然わからない状態でした…(新幹線のホームみたいなつもりでいたのでちょっと戸惑いました)
そのため、列車が到着後に車体の記載で車両番号を確認し、バタバタと乗り込んでいく感じでした。
列車の車内は2列×2列の黒い革張りの席で、フリーWiFiも備わっていて快適でした。新幹線の普通席とあまり変わらないように感じましたが、列車自体のスピードは体感で新幹線よりもちょっと遅いくらいかも?
ジローナへはサンツ駅を出発してから約40分で到着です。
ジローナは、有名な海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(GOT)のロケ地になっています。夫はGOTを全シーズン観ていたので、インフォメーションセンターまで行きロケ地マップを入手したのですが、夫はどのシーンも覚えていませんでした…(笑)
ジローナはバルセロナ中心部と比べたら人が格段に少なく、ドラマのロケ地よりも石畳の小道や落ち着いた雰囲気に惹かれたので、街歩きしつつ行きたい場所に行くことにしました。
午前中はBanys Àrabs(アラブ浴場)という昔の公衆浴場を訪れたり(テルマエ・ロマエみたいなお風呂がスペインにもあったらしい?)、
木が生い茂った廃墟の先にあった、Muralles de Gironaという万里の長城みたいな城壁を散策したりしました。
昼食はパンに鶏肉とチーズがのったサンドイッチとチーズケーキをいただきました。
午後はCatedral de Girona(ジローナ大聖堂)とBasílica de Sant Feliu(サン・フェリウ教会)を訪れました。
特にジローナ大聖堂では、奥の小部屋で展示されている「Tapís de la Creació」(天地創造のタペストリー)は見ごたえがありました。このタペストリーは私の身長の倍くらいあってかなり大きかったです。
色々な生物が刺繍で描かれているのですが、海の生き物として下のほうにいたこのネッシーみたいな謎の生き物はやけに存在感がありました。
サン・フェリウ教会は、Googleマップの経路案内を使っても入口が分からず、しばらく周囲をうろうろしていましたが、入り口はこの写真側ではなく南側の道路(Pujada de Sant Feliu)から入ることができました。
最後はPont de les Peixateries Vellesという橋へ。なんと設計はフランスのエッフェル塔と同じ人だそうです。
帰りは行きと同じく、AVEに乗ってバルセロナまで帰ってきました。帰りの列車は黄色の布張りの座席になっていて、内装も行きとは違っていました。
今回は自分へのお土産用として、スペインで見かける陶器っぽい柄の可愛いトートバッグを購入しました。こちらは特殊な加工がしてあるコルクで作られていて、なめらかで布みたいにやわらかくなっています。
帰宅後に調べてみたところ、購入したトートバッグはCorkchoというブランドのもので、バルセロナにも実店舗があるみたいです。トートバッグの他にもリュックやポーチなどがあって、柄もバリエーション豊富で全部可愛く、買うときにだいぶ迷ったので、機会があったらまた探したいと思います。