ふと味噌を仕込みたくなったので、スペインで材料を揃えて味噌を作りました。ちなみに、味噌はこちらのアジア系スーパーや通販で手に入れることができるので、作らないと食べられないわけではないです。
日本にいた頃に材料や道具をきっちり揃えて仕込んだことが一度だけあったので、なんとなく作り方の工程は知っていましたが、仕込み用の容器(以前は陶器のかめを使っていました)を何にするべきかをしばらく考えていました。でも別にかめを使わなくても最近はいろんなやり方があることがわかり、ガラス瓶やプラスチック容器を使う選択肢も良さそうでしたが、今回はお手軽にチャック付きポリ袋に入れて作ってみることにしました。
手作り味噌の材料としては、塩、大豆、麹の3つを揃える必要があります。塩は、やっぱりちょっといい塩(自然塩?)を使ったほうがいいのかなと思ったのですが、いい感じのものが見つからなかったのでスーパーにあった普通の塩を使いました。

乾燥豆はスーパーで何種類も見かけていたので、そのなかに大豆もあるんじゃないかと思いきや見つかりませんでした…でも大豆じゃなくても、もしかして他の豆でもいいのでは?と思い調べてみたら、小豆や白いんげん豆などでも仕込めるというレシピを見つけ、その中でも今回はひよこ豆(ガルバンゾ)を使ってみることにしました。

最後に入手が一番難しいと思われる麹なのですが、アジア系スーパーでも見つけるのが難しいだろうと思ったので、スペインのAmazonで購入しました。スペインのAmazonには、実は日本の麹(みやここうじ)の取り扱いもあるのですが、せっかくなのでスペイン産のこちらの乾燥麹を買いました。

というわけで材料が揃ったので、大豆で作る場合と同様にひよこ豆を煮てつぶし、その他の材料を全部混ぜたら、チャック付きポリ袋に詰めて紙袋でくるんで、キッチンの戸棚の上に置いておきました。(10月中旬に仕込みました)

ときどき様子をみて混ぜつつ、5か月後の出来上がりがこちらです!

本当は半年熟成させるつもりだったんですけど、様子をみたときにチャック付きポリ袋と味噌の間に謎の薄い膜(おそらく産膜酵母と呼ばれるもの?)が出てきてしまっていたので、約5カ月後の時点で冷蔵庫に移して完成にしました。
約600gあるので、たまに炒め物などに使う程度としては1年くらいはもつんじゃないかなと思っています。次回仕込むことがあれば、黒いんげんや白いんげん豆でやってみるつもりです。