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猫を日本から海外に連れて行くにはどうするか

猫を日本から海外に連れて行くには 猫との引っ越し記録
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スペインに行くと決まった時に一番不安に思ったのは、生活環境が変わることや自分が仕事を辞めることよりも、一緒に住んでいる猫たちを海外に連れて行くということでした。

うちでは猫の多頭飼いをしています。すべて近所で保護した猫で、うちの子になってからは完全室内飼いのため、消防点検で知らない人が部屋に入ってくるだけで押入れにダッシュするような臆病な子もいます。

実家に預けたりするという選択肢もありますが、両親はそれほど若くないこと、最期まで私が面倒を見ると覚悟を決めていたので、スペインに連れて行く判断をしました。ただ、自分たちの都合で猫たちにかなり負担をかけてしまうことがわかっているので、飛行機に乗せるのは最初で最後にしたい、だからスペインに移住した後は、猫たち全員が天寿を全うするまでは日本には戻らない、と夫と決めました。

でも、連れて行く場合、具体的にどうやって?何が必要?と、本当にわからないことだらけで、でも検索しても具体的な体験談は数えるくらいしか見つからず、途方に暮れていました。

そのため、私の経験をもとに今後の誰かの役に立つ情報を残せるように書こうと思います。

連れて行く方法

私が調べたところによると、猫を飛行機で海外に連れて行くには、大きく4つの方法があります。

  1. ソフトキャリーに入れて、自分と一緒に客室に持ち込む
  2. ハードキャリーに入れて、貨物室で運送する(自分と同じ飛行機に乗せるケース)
  3. ハードキャリーに入れて、貨物室で運送する(猫だけを乗せるケース)
  4. プライベートジェットを手配する

1. ソフトキャリーに入れて、自分と一緒に客室に持ち込む

まず、1.ですが、これは自分が飛行機に乗るときに、手荷物として客室に持ち込む方法です。今これを書いている時点では、日系の航空会社ではすべての路線で不可のため、ヨーロッパ方面に行く場合は、ルフトハンザやエールフランスなどの航空会社を利用する必要があります。

客室への持ち込み規定は航空会社によって異なり、キャリーのサイズ、重量や、1回の搭乗で持ち込みできる頭数にも制限があります。7kg超えの猫の場合だと、客室への持ち込みは厳しいようです。

2.&3. ハードキャリーに入れて、貨物室で運送する

こちらは飛行機の貨物室に預ける方法です。貨物室のどこにどうやってという情報は正直なかなか見つからないのですが(もっと写真や詳しい情報を航空会社のサイトで公開してほしい…)、TikTokのこちらの動画によると、飛行機内でスーツケースが置かれているところと同じ部屋で、カーテンのようなもので仕切られた場所に置かれています。

@djsugue

Reply to @avani.raval dogs 🐶 in the plane✈️ compartments #fyp #foryou #airport #aviation #arrival #flight #rampagent #737max #baggage

♬ Champagne Poetry – Drake

2.と3.の違いは、自分が搭乗する飛行機に一緒に乗るかどうかです。一緒に搭乗しない場合は自分と猫の到着タイミングが異なるので、自分がいなくても現地での受け取り先がある場合や、ペットホテルに預ける場合に使用できるケースかと思います。

4. プライベートジェットを手配する

一般庶民にはあまり現実的ではないのですが……おそらく数千万円?を払える余裕があればプライベートジェットをチャーターすることは可能で、その場合は飛行機内で窮屈なキャリーやケージに入れる必要もなく、大型犬であっても客席で一緒に過ごせるみたいです。(参考:Pet Travel by Private Jet | PrivateFly

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猫が過ごす空間サイズの違い

1.と2.&3.では、猫が置かれる場所に加えて、使用できるキャリーのサイズに大きな違いがあります。

今回、私は1.と3.を併用することにしたため、既定サイズのソフトキャリーとハードキャリーの両方を同じタイミングで購入しましたが、このようにだいぶ違います。

正面(入口側)からの写真
上からの写真

ソフトキャリーは動物病院に連れて行くときに使用するキャリーのサイズ(ホームセンターなどでよく売られているサイズ)と同じくらいです。

うちの猫たちの場合、ソフトキャリーでは立ち上がって向きを変えることができますが、立ちっぱなしということはできません。逆に、ハードキャリーではまっすぐ立つことができて、頭が天井につくこともありません。

また、ソフトキャリーは自分の足元に置く必要があるため、サイズ制限が厳しいのに対して、ハードキャリーは猫の身長を測ったうえで、前後左右にかなり余裕があるものを選ぶ必要があります。

このあたりも、連れて行く方法を検討するときにとても悩ましいところだと思います…

客室に持ち込む場合のメリットとしては、目が届くところにいるのでお互い安心感があります。ただし、窮屈なソフトキャリー内に長時間いないといけないこと、キャリーの中で粗相をした場合の対応を検討する必要があること、隣の座席の人が動物アレルギーである可能性もあるなど、考慮する点がいくつかあります。

貨物室を利用する場合は、猫が過ごすスペースとしては広いですが、知らない場所で飼い主の姿が見えない状態で、とても不安な思いをさせたり恐怖を与えてしまうのは避けられないと思います。また、到着するまで様子を見ることができないため、運送中の状況についてまったく把握ができず、さらにどこでどのように運ばれていくのかの情報が今のところ全然見つからないので未知の領域です…

正直どれを選んだとしても、猫にとっても私にとっても、ストレスと不安と恐怖以外の何物でもないです。調べれば調べるほどネガティブな情報も出てくるし(むしろポジティブな情報はあまりない)、最悪の事態が発生することも覚悟していたので、準備中に不安で何度か泣きました…でも他の選択肢がないので、どうにか乗り切るしかありません。

今回、私は日本→スペイン行きだったので、飛行機以外の選択肢がありませんでしたが、もしかしたら日本近隣の国であればフェリーなどの船路も選択肢に含まれるかもしれないです。

私が経験した方法については、順番に詳しく書いていこうと思いますので、これを読んでいる方の助けになったら幸いです。

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