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【猫と引っ越し 当日編②】客室持ち込みの場合

猫との引っ越し当日 客室持ち込みの場合 猫との引っ越し記録
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ブログのタイトルに当日編と書きましたが、貨物室で運送の場合と同様に、事前に動物検疫所で輸出検査をする必要があります。

出発の10日前以内に動物病院で健康診断を受診後、出発の前日までに検疫所に連れて行く必要があったため、ソフトキャリーに入れたルルと、準備した証明書類一式、また、EUフォーム(直前にバーデンさんからいただいたPDFを印刷しただけなのですが、恐らくEU外からEU圏にペットを輸入するときに必要な書類??)を持って、出発の3日前に成田空港の動物検疫所に行ってきました。なお、検疫所に行くには予約が必要なため、バーデンさん経由で予約をしていただきました。

成田空港の動物検疫所までの行き方

動物検疫所が成田空港内に入っていることを今まで知らなかったのですが、成田空港2F(駐車場と同じ階)に入口があります。

電車を利用する場合、成田空港駅で下車して第一ターミナルへ向かいます。

改札を出てしばらく歩くとインフォメーションカウンターがあるので、その右を通り抜けて「国際線出発」の看板が出ている階段を上ります。

インフォメーションカウンターとファミマの間を通って右へ
エスカレーターを上がって斜め左のほうへ

階段を上った先、左側奥に見えるエレベーターに乗り、2Fで降りると、エレベーターのすぐ左にStaff Onlyと書かれた銀色の扉があります。そこの張り紙に書かれた電話番号に電話をかけると、動物検疫所の方が案内をしてくれます。

このエレベーターから2Fへ
2Fのエレベーター横の入口の扉

扉の先は古い市役所の中みたいな感じになっていて、案内に沿って通路を歩いていくと奥のほうに検疫をする窓口があります。持ち込みした証明書類3点とEUフォームを確認してもらった後、その場で「狂犬病予防法に基づく動物の輸出検疫証明書」を作成してもらい、マイクロチップの読み込み確認が行われます。

輸出検疫証明書は、持ち込んだEUフォームの上にホチキスでくっつけてもらう形で受け取りました。これ以降はこの輸出検疫証明書を空港で提示することになります。

薄黄緑色の用紙
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手続きは実質30分くらいで終了しますが、その際に緑色の「検疫済」のタグもここで受け取ります。出発日当日はこれをキャリーにつけておく必要があります。(出発当日に空港のカウンターで確認されます)

検疫済の札

セキュリティチェック

出発当日は、ハーネスを付けたルルをソフトキャリーに入れて家を出て、エールフランスでのカウンターでチェックイン後、私がずっと懸念していたセキュリティチェックへ向かいます。

キャリーから猫を取り出して抱っこした状態でゲートをくぐった…と書かれた体験談を読んだことがあったのでヒヤヒヤしていたのですが、成田ではキャリーに入れたまま一緒にゲートをくぐればOKでした!

なんだーハーネスつけなくてよかったじゃん!とこの時は思ったのですが、乗り換えのパリではキャリーから出してくださいと言われまして…しかもリード部分はつけてはダメだと…

そのため、ハーネスとリードを繋ぐところをしっかり握って抱っこしたのですが、ルルがパニックになって暴れたらどうしようとめちゃくちゃ緊張しました。実際はとても大人しくしてくれていて(多分緊張と恐怖で体が動かなかっただけだと思うのですが)本当にホッとしました。

機内にて

このコロナの時期に日本から海外行く人なんて少ないでしょと目論んでいたのですが、ほぼ満席になっていたことから、少しでも隣に人がいない座席にしてもらうために、カウンターでのチェックイン時に通路側の席に変更してもらいました。

私の隣の座席はフランス人のご夫婦だったのですが、猫がいることに気付いたご夫婦(とくに男性)がかなりギョッとしたリアクションをとっていたので、ちょっとやばいかもしれない…と思ったのも束の間、その男性が客室乗務員さんを呼び止め、キャリーを手差ししながらなにかフランス語で話し始めたので、ヒェ…(´;ω;`)となりました…

結果的にクレームというような感じではなく、なんとなく(完全に予想ですが)「客室に猫を持ち込んでいいのか?」ということを客室乗務員さんに尋ねていたような気がするのですが、その会話が私を挟んで目の前で行われていたので正直居心地が悪かったです…

その後の道中も「わ~ネコチャンだ~」みたいなウェルカムな雰囲気は全くなく…もちろんそういう人もいるのは当たり前なんですけど、この雰囲気で長時間(ロシア上空を回避する関係で、乗り換え先のパリまで約16時間)を耐えないといけないと思うと気が気じゃありませんでした。

その後の道中では、これまではほぼ鳴いていなかったルルがちょくちょく鳴き出してしまい、機内の音で多少かき消されていたとはいえ、隣のご夫婦には聞こえる音量だったので、持ち込んだちゅーるを食べさせたりキャリーの上からブランケットを軽くかけたりしてなだめるのに必死でした。(でも後ろの座席と通路を挟んだ左側の座席の方は声をかけてくれてすごく優しかった…)

ちゅーるは搭乗待機中のときはまったく食べてくれなかったのですが、飛行機の中では環境に慣れたのか、喉が渇いていたのか?しばらくするとがつがつ食べていました。

キャリーは前の座席の下に置いた状態

また、離陸してから5時間後ぐらいにルルがキャリー内でおしっこをしたため、隣に座っていた男性が席を外したタイミングを見計らって、キャリーの中に敷いていたペットシーツ&濡れたブランケットを持参したビニール袋(匂いをシャットアウトするもの)に回収したりなど、精神的にも体力的にも今までの人生で一番疲れたフライトでした…

空港到着後

なんとか乗り換えでのセキュリティチェックも通過して無事に最終目的地のバルセロナ空港に到着した後は、スーツケースなどの預け荷物を回収し、到着出口手前の小部屋でマイクロチップの読み取り確認と、輸出検疫証明書+EUフォームを提出しました。

ここでは輸出検疫証明書+EUフォームは回収されると聞いていたのですが、提示するだけでOKでした。(ヨーロッパだとそのケースが多いそうです)

その後は自宅までタクシーで直行して無事到着しましたが、日本の家を出てからこちらの自宅の玄関に到着するまでにほぼ24時間かかっていて、一人(+猫1匹)だし、心細いし、隣は塩対応だったしで心身ともに疲弊しました…

でもこんな長時間、あんな小さいキャリーの中で良い子にしてくれたルルには本当に感謝です。

搭乗待機中の様子

最後は到着後の猫たちの様子についてです。

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