6月の週末を利用して、地中海に浮かぶ島国、マルタに旅行に行ってきました!
(バカンス的な)旅行を目的として海外に出ること自体がすごく久しぶりで、マルタに行くこと自体も個人的には10年以上ぶりです。
マルタはあまり見聞きしない国だと思うのですが、地理的にはイタリアのすぐ下にある小さな島国で、主要な島としてマルタ島・ゴゾ島・コミノ島の3つがあります。公用語の一つが英語になっていて、首都のバレッタ市街は世界遺産になっています。
まず、バルセロナからマルタへ行った手段ですが、今回はブエリング航空というスペインの格安航空会社を利用しました。(ただ、予約したタイミングやスケジュールの関係で期待していたほど格安にはならず…)
ブエリング航空の搭乗レポートについてはこちらで書いています。
ちなみにマルタはスペインと同じEU圏なのですが、実はスペインを出る時もマルタに入る時も、一度も出国&入国審査がなくパスポートのチェックをされませんでした。そのため、私のパスポートにはマルタのスタンプも何もついていない状態です。
でも、夫の実家に帰省した時は出国審査があったと思うので、同じEU圏内でもスルーパスだったりそうじゃなかったりな気がするような…?🤔
今回、スペインからEU圏内への旅行で便利だったのは、スペインで契約したスマホがそのまま利用できるところです。私が利用しているのはVodafoneのプリペイド払いなのですが、特に追加料金も必要なくいつもと同じようにネットを使うことができました。(規約には10GBまでは無料と書かれていました)
VodafoneのSIMカードを買った時の話はこちらの記事に書いています。
1日目
マルタ国際空港には19時頃に到着しました。
マルタには電車がなく、公共交通機関としてはバスの利用が必須のため、空港に到着してからすぐにtallinha cardというバスの回数券(12回分)を購入しました。回数券ですがプラスチックのカードでタッチ式になっています。
チケットの残りの回数は、乗車時にタッチした横の液晶画面で確認できる…らしかったのですが、滞在中どのバスに乗っても画面表示に不具合があって残回数が全然読めず、結局帰るまでずっと自分で数えていました…(笑)
バスの発車時刻までに少し時間があったので、空港内のカフェでマルタ名物のキニー(Kinnie)というドリンクを購入。
色やパッケージの情報から、オレンジ風味のコーラかな?というつもりで飲んだのですが、全然違いました。
なんだろう…口に入れた瞬間はオレンジを感じるものの、後味がなんというか、ドクターペッパーのビターな親戚(?)みたいな…好きな人はすごく好きだけど、嫌いな人は少なくないだろうなという味でした。(夫は飲み切ることができませんでした)
その後、先ほど購入した回数券を使ってバスに乗り、ホテルに向かいました。
ホテルはコロナ明けということもあってか、出発の約2カ月前時点の予約でも結構埋まっていて、選択肢が少なめだったのですが、セント・ジュリアンズ(St. Julian’s)という海沿いのエリアにあるAntoniel Suitesというホテルに宿泊しました。
チェックインしてからは、すぐに近くにあるイタリアンレストランで夕食を食べました。
2日目
この日の朝食は朝マックにしました。
マクドナルドのメニューは国によって結構違っているらしいのですが、スペインには朝のマフィン系がありません。(→スペインのマックの朝メニュー)
マルタのマックには朝メニューにマフィンがあると事前調査済みだったので(マック好きな夫調べ)、久々にマフィンとハッシュポテトを食べました。
朝食後はバスに乗って、マルタ島の北端にあるチェルケウア(Cirkewwa)まで行き、そこからボートでコミノ島&ゴゾ島の両方に行くことに。
コミノ島は落ち着いた雰囲気のビーチなのかと思っていたら、朝からめちゃくちゃ人が集まっていました。海は水彩絵の具を溶かしたみたいな水色で抜群に透明でした!
コミノ島には人が住んでいる集落がないのですが、ビーチの上にある道路にキッチンカーみたいなトラックが何台かあって、ビーチで遊ぶときの飲み物やアイスには困らなさそうでした。
コミノ島の次はゴゾ島まで移動して、チタデル(The Citadel)という要塞に行ってきました。少し坂をのぼったところにあるので、上からゴゾの街並みを見ることができます。
この日のお昼はパスタにしました。(前日の夜とパスタ被り…)
ゴゾ島からマルタ島への帰りは、首都のバレッタまで行ける直行フェリーを利用しました(約45分)。座席も広々で売店もトイレも付いていてとても快適でした。コミノ島に寄らないのであれば、マルタ島からゴゾ島に行くときもバレッタ発のフェリーで直行した方が早くて便利だと思います。
夕飯はホテル近くのマルタ料理のレストランに行きました。夫はマルタ名物のうさぎのグリルを注文して、私はタコのグリルにしました。
スペインのスーパーでもうさぎは売っていますが、抵抗があって一度も買ったことはないです…ほんのちょっとだけ夫の料理をもらって食べてみたのですが、鶏肉に近い味がしました。
3日目
最終日です。チェックアウトが遅めになってしまったので、朝食は食べずにバスで移動し、タルシーン神殿(Tarxien Temples)へ。
マルタはこんな感じの石造りの古い神殿がいくつかあって、他の神殿と合わせて世界遺産に登録されています。
日本の古墳時代よりさらに前に作られたものなので(紀元前約2800年頃だそうです)、途方もなく昔すぎてどういう人たちが作ったのか想像が全くつきません。
その後はバレッタまで移動し、お昼はマルタ産のソーセージを使っているというピザを食べました。
昼食後は聖ヨハネ大聖堂(St John’s Co-Cathedral)へ。入口からは分かりにくいですが、中はすごく広くて豪華!
個人的にはこの壁の模様が好きです。(この柄のバッグとかあったらいいのに)
それから、16世紀にマルタの貴族が住んでいた邸宅のカーサ・ロッカ・ピッコラ(Casa Rocca Piccola)に行きました。
外観だけ見ると、正直ここが貴族のお屋敷だとは気が付かない見た目だったのですが、中は中世を舞台にした映画やドラマのセットに出てきそうな感じでした。
その後、バレッタからバスに乗ってイムディーナ(Mdina)というマルタの昔の首都まで移動しました。
細い路地があちらこちらにあって迷路みたいになっていて、バレッタと比べて観光客は少な目で落ち着いた雰囲気でした。
ここにあったFior di Latteというジェラート店のヨーグルトのジェラート(下段)が美味しかったです。
まだちょっとだけ時間があったので、バレッタに戻って街歩きをしつつ、アッパー・バラッカ・ガーデンズ(Upper Barrakka Gardens)という公園で一休みしてから空港に行き、帰途につきました。
自分用に買ったお土産
- スタバの陶器製のタンブラー
- 味付きのクスクス(粒状のパスタ)
- ざくろのリキュール
- マグネット
- ハーブ塩
- スプーン
スタバのタンブラーは全然マルタ関係なく、家で使うのに保温性が良さそうと思ったのと、あとなんかちょっとレアっぽい気がしたのでつい買ってしまいました…
Zeppi’sというブランドのリキュールはマルタの色々なところで見かける定番お土産です。私が購入したのはざくろですが、サボテンやはちみつなど他のフレーバもたくさんありました。
ちなみに今回の旅行はリュック(機内持ち込み)のみで来ていたので、空港のセキュリティを抜けるまでは液体物のお土産を買うことができませんでしたが、マルタ特産のリキュールやはちみつ、オリーブオイルなどは、空港内(セキュリティ通過後)でも品ぞろえが良くパッケージも可愛いものが多かったです。