モンセラット(Montserrat)というのはバルセロナ中心部から北西にある山で、遠くから見てもかなり特徴的で存在感がある場所です。ここにある修道院がとても有名で、バルセロナから日帰りで行ける場所としても人気があります。
バルセロナからは電車やロープウェイを乗り継いで行くこともできますが、Get Your Guideというツアーサイトから、英語ガイド付きのモンセラット&ワイナリー見学日帰りバスツアー(一人79.95ユーロ(約12,000円))を申し込んで参加してみることにしました。
当日は、バスの出発場所であるバルセロナのバスターミナル(Estación de Autobuses Barcelona Nord)に行き、出発予定時刻の20分ほど前にバスターミナル2階にある指定のバスカウンターに向かいました。そこでバス乗り場の番号を教えてもらい、ガイドさんに名前を伝えて乗車します。
朝8時45分にバスターミナルを出発し、ガイドさんによる解説&トークを聞きつつ、1時間ほどで最初の目的地であるモンセラットに到着です。山の上ということもあって、地上と比べて少し空気がひんやりしていました。
この後の自由行動時間でおすすめの行き先などをガイドさんから教えてもらいつつ修道院まで歩き、団体の入場口から大聖堂の中へ。中に入ったときはちょうどパイプオルガンが演奏されていました。
ここから正午までの約1時間半は自由行動です。ちなみに、バスツアーに含まれるのはサンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂の入場のみで、大聖堂内の他の見どころ(教会内にある黒いマリア像や聖歌隊など)は含まれていません。
大聖堂を見た後は、ガイドさんおすすめの十字架のところまで歩いて行ってみることにしました。十字架というのは、バスの駐車場から修道院まで歩いていく道から見えるこの十字架です。
ここから見たときはめちゃくちゃ遠くに見えたのでそんな簡単に行けるのか半信半疑でしたが、実際ガイドさんが言っていたとおり、片道20分程度で行くことができました。(ただ途中で傾斜がきついところもありかなり息切れしました…)
十字架付近からはモンセラットの全景を見ることができるのでおすすめです!
ガイドさんから教えてもらったのですが、ここから遥か遠くに見える白いものはなんと塩(塩山?)とのこと。中に入ることができるツアーもあるらしく、ちょっと気になっています。
モンセラットを見学した後はツアーバスに戻り、そこから30分ほどで次の目的地のOller del Masというワイナリーに到着しました。1000年以上の歴史があり、ずっと同じ家族が継承しているそうです。
こちらのワイナリーでは3種類のワインの試飲&タパスをいただきました。試飲したワインは白ワイン1種類と赤ワイン2種類です。ワインの香りの楽しみ方などもガイドさんに教えてもらいました。(ワインを写真に撮るのを忘れました…)
私は普段ワインをほとんど飲まないのですが、スペインは世界三大ワイン生産国だし、これを機会にワインが分かる大人になりたい!!と思ってはいるものの、楽しめる域に到達するのはまだ時間がかかりそうです…
試飲したワインを含め、このワイナリーで作っているワインは購入して追加で飲むことができたり、持ち帰り用のボトルを購入することができます。安いものは1本16ユーロから、高いものは200ユーロ以上のワインも置いてありました。
この後はバスに乗って出発したバスターミナルまで戻り、15時45分に解散しました。
こちらで現地のバスツアーに参加したのは初めてでしたが、時間もきっちりしていてスムーズな進行でした。(スペインだから正直ちょっと緩いのかと思ってた…)
私が参加したツアーのワイナリーは赤&白ワインの試飲でしたが、カヴァ(スペイン産のスパークリングワイン)の試飲が組み込まれているツアーなど、同じモンセラット+ワイナリーのツアーでも内容に違いがあるみたいだったので、行きたい場所によってツアーの内容を吟味してみるのも面白そうだなと思いました。