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スペインの公立の語学学校EOIへの申し込み方法

スペインの公立の語学学校EOIへの申し込み方法 スペイン語学習
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今年の4月~6月まではOlé Languagesという語学学校に通っていましたが、9月から公立の語学学校EOI(Escola Oficial d’Idiomes)のスペイン語コースに通うことにしました。EOIは公立のため授業料が格段に安いことと、評判が良かったこともあって申し込みをしました。

EOI自体はスペイン各地に何校もありますが、主に英語やフランス語が学べる言語になっているところが多く、バルセロナではDrassanes校とVall d’Hebron校の2校でスペイン語を学ぶことができます。

ただ、一般的な語学学校のように毎週学生を受け入れているわけではなく、年に数回しか入学できるチャンスがないのと、9月に入学できるかどうかは運次第だったのですが、無事抽選が当たって通えることになりました。

EOIの申し込み方法はちょっと分かりにくく、期間も限られているので若干ハードルが高いと思いましたが、Google翻訳やDeepLに頼りながら以下の流れでなんとか申し込みをすることができました。

1. 事前登録をする

まず、(カタルーニャ州の場合は)事前登録期間中に申し込みページのPreinscripció unificada a les EOIを開きます。(このページはカタルーニャ語がデフォルト表記なので、州によって申し込みするサイトが違うと思われます)

事前登録期間は各学校のWebサイトに案内が掲載されるので、7月頃から学校のサイトを時々確認していました。2023年9月入学希望者の事前登録期間は、9月4日から13日まででした。

登録期間中のトップページは以下のようになっていたので、右上の「Castellano」をクリックするとカタルーニャ語からスペイン語に切り替えることができます。

EOIの申し込みページ
Preinscripció unificada a les EOI

このページの「Dar de alta」(Dona’m d’alta)をクリックして次のページに進み、生年月日やNIE、住所、ログインパスワードの設定などを順番に入力していきます。後ほどこのページにある「Identificación」(Identificació)のボタンからマイページにログインする際は、生年月日とNIEとパスワードの入力が必要になります。

2. レベル分けテストを受ける

事前登録をした後は、スペイン語力を判断するレベル分けテストの日程がシステムから割り振られると思っていたのですが、登録後2日が過ぎても決まっていなかったので学校に問い合わせてみたところ、「都合の良い日に直接学校に来てください」とのことでした。(テストの日程は数日予定されていて、事前に学校のサイトで公開されていました)

追記:Vall d’Hebron校の場合、2024年2月入学の手続きの時は、学校側から各個人に対してテスト日時の指定がありました。(学校のサイトに掲示されていました)

EOI Vall d'Hebron校の外観
テストを受けに行ったVall d’Hebron校

学校では入室する教室によってテストの内容(レベル)が違っていたみたいで、どの教室に入ったらいいのか口頭で案内を受けて、各自でスペイン語のレベルをある程度判断して教室を選ぶようになっていました。ここで迷っていた人や教室の違いがよく分からなかった人も多く、私も含めてテスト途中で部屋を変えてもらう人もいました。

EOI Vall d'Hebron校の廊下
校内の様子(ちょっと大学っぽい)

テストは午前10時からで、リスニング15問、リーディング(文法問題のみ)85問、ライティングの試験がありました(合計1時間半くらい)。また、当日はパスポートかNIEのカードを見せる必要があります。

上記の試験を受けたあとは、当日中にすぐ採点されてそれぞれ自分のレベルを口頭で教えてもらい、私はA2(レベル2)のクラスに振り分けされました。一部の人(多分B2になった人?)は、ここからさらにスピーキングのテストがあるようで、別室に呼ばれていました。

追記:Drassanes校でレベル分けテストを受けたクラスメイトから聞いた話によると、テスト内容が全然違っていました。EOI全体でテスト内容が統一されているのではなく、各学校で独自にテストを作っているみたいです。

EOIで教えてもらえるスペイン語のレベルは1から5まであり、下からA1、A2、B1、B2.1、B2.2の5段階に分かれています。A1、B1…というのは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のガイドラインのレベルです。また、9月スタートのクラスには、上級のC1以降はありません。

EOIの今後の申し込みスケジュール
学校で配られていた、今後のスケジュールがまとめられた紙
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3. 希望するスケジュールを選ぶ

テスト後は、自分が希望する学校とクラスの時間帯を自分のアカウントページで選択して登録する必要がありますが、登録できるのは9月14日の18時から9月15日の10時までの16時間だけ(!)でした。

うっかり登録し忘れそうなくらい短いので、申し込みの一連の流れの中でもここは一番注意が必要だと思いました。(スマホでリマインダーが出るように設定しました)

ここではレベル分けテストを受けに行った学校以外の学校も選べるようになっていて、第四希望まで提出することができました。

EOIの学校とスケジュールの選択画面
Preinscripció unificada a les EOI

選択するときには残りの空き枠数も表示されたので、第一希望はまだ空きが多めのクラスを選んでみました。

4. 抽選結果を確認する&正式に申し込みをする

抽選結果は15日の20時以降からマイページで確認することができ、正式登録の締め切りは19日の23:59まででした。

自分が選んだ4つの学校&スケジュールのうち、緑字で「ADMITIDO」と書かれているところが当たった枠になるので、「Formalizar Matrícula」というボタンから正式登録に進みます。(もしここで抽選に外れてしまった場合でも、当選者が申し込まなかった場合などで空きが出れば22日に申し込みができるようでした)

スクショを取り忘れてしまいましたが、EUでの個人情報保護の関係?なのか、授業風景の写真をオンライン等で一般に公開していいか、などを聞かれる項目がありました。(ちなみに入学後にもそういったことに同意する旨の書類にサインをしました)

その後は順に進んでいくと学費の支払い画面になりますが、途中で支払い金額の割合を選択する画面が出てきました。家庭の事情等の条件によって学費の免除が受けられるようになっていて、その場合は証明書類などの添付が必要になります。

私の場合は特に免除できる理由がないので、「Ordinaria」を選びました。

EOIでの学費免除の選択肢
Preinscripció unificada a les EOI

学費の支払いは「Matrícula」と「Material」の2つのボタンがあり、登録料と教材費でそれぞれ支払いが分けられていたので、2回に分けて決済をする必要があります。支払い方法は、「Pago TARJETA」(カード払い)と「Pago ONLINE」(CaixaBankの利用者が使えるオンラインバンク決済)の2種類です。

EOIの学費等の支払いページ
Preinscripció unificada a les EOI

5. 学費について

気になる費用はというと、A2の場合は305ユーロ(約48,000円)です。(レベルによって多少前後するようです)

授業は平日の月~木まで(たまに金曜も)の1日約2時間強で、4カ月ごと(前期(1Q):9月~1月、後期(2Q):2月~6月)で一区切りになっています。(正式登録をした時点で支払った費用は前期分のみです)

後期から上のクラスに進むためには、前期の終わりに受けるテストに合格しないと進めません。

一クラスあたりの学生数が他の語学学校と比べて多いと思うので、一概に比較はできませんが、EOIの費用はバルセロナで最安値クラスの語学学校の半額程度で、1カ月に換算すると約76ユーロ(約12,000円)なのでかなり破格です。

学校の様子や授業などについては、落ち着いたら別の記事で書こうと思います。

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